iCloudキーチェーンとは?iOSデバイスで設定方法と保存されたパスワードを確認方法
Kiyoko Tōru
- 更新日:2025-04-21 カテゴリ: iPhone ロック解除
iCloudキーチェーンに保存されたパスワードは他のデバイスからも確認可能です。iPhoneが使えなくなっても、iCloudキーチェーンに保存してあるパスワードは、他のAppleデバイスやiCloud経由で確認することが可能です。メモアプリなどにパスワードを記録している場合、万が一iPhoneを紛失したりロック解除ができなくなると確認できなくなる恐れがあります。
しかし、iCloudキーチェーンを利用していれば、Apple IDとそのパスワードさえ分かれば、保存された全パスワードにアクセスすることができ、安心です。
- Part1、iCloudキーチェーンとは
- Part2、iCloudキーチェーンの設定方法
- Part3、iCloudキーチェーンで保存されたパスワードを確認する方法
- iCloudキーチェーンで保存されないパスワードを解除する方法
Part1、iCloudキーチェーンとは?
iCloudキーチェーンは、Appleが提供するセキュリティ機能のひとつで、ログイン情報やクレジットカード情報などを安全に保存できるサービスです。キーチェーンに情報を登録しておけば、対応するWebサイトやアプリにアクセスする際に自動で入力候補が表示され、タップするだけでログインできるようになります。

- iCloudに情報を保管できる
- Appleデバイス間で情報を共有できる
- アカウントIDとパスワードを入力する手間が省ける
- エンドツーエンドの暗号化を利用しているのでセキュリティが強固
iCloudキーチェーンを使って保存している情報は、iCloudに保存されます。そのため、Apple IDとパスワードさえわかれば、iPhoneが使えない状態になっても、パソコンなど他のデバイスからiCloudにアクセスしてiCloudキーチェーンに保存したデータを確認することができます。
Part2、iCloudキーチェーンの設定方法
iCloudキーチェーンを利用するには、Appleデバイスの設定でiCloudキーチェーンをオンにする必要があります。
- Step 1「設定」から「ユーザー名」を選択します。
- Step 2「iCloud」を選んだら「キーチェーン」の項目をオンにします。
Part3、iCloudキーチェーンで保存されたパスワードを確認する方法
iCloudキーチェーンを有効にしているAppleデバイスでWebサイトにログインする際、アカウント情報を入力すると「パスワードを保存しますか?」と表示されます。ここで「パスワードを保存」を選ぶと、その情報はiCloudキーチェーンに登録され、後から確認できるようになります。以下では、iCloudキーチェーンに保存されたパスワードの確認方法をご紹介します。
iPhone/iPadでの確認方法iPhoneやiPadから保存済みパスワードを確認する手順は以下のとおりです。
- Step 1「設定」アプリを開き、「パスワード」を選択します。
- Step 2生体認証またはパスコードで認証すると、保存されているパスワード一覧が表示されます。
- Step 3確認したいアカウントをタップすると、ユーザー名やパスワードを閲覧・編集・削除できます。
- Step 4画面右上の「+」をタップすると、新しいログイン情報を手動で追加することも可能です。
Macを使ってパスワードを確認する場合は、以下の2つの方法があります。
方法①:システム設定(macOS Ventura以降)- Step 1画面左上の「Apple」マークをクリックし、「システム設定」を開きます。
- Step 2「パスワード」を選択し、Apple IDのパスワードを入力すると、保存された情報が表示されます。
- Step 1「キーチェーンアクセス」アプリを起動し、Apple IDのパスワードを入力します。
- Step 2「パスキー」タブを選択すると、キーチェーンに登録されたログイン情報を確認できます。
WindowsパソコンからiCloudキーチェーンの情報を確認するには、以下の準備が必要です:
- Windows Helloの設定
- Windows版iCloudのインストール
手順は次のとおりです:
- Step 1Windows用iCloudをインストールし、Apple IDでサインインします。
- Step 2設定画面で「パスワードを同期」を有効にします。
- Step 3「パスワードとキーチェーン」の項目が表示されたら、クリックして開きます。
- Step 4Windows Helloで設定されたパスワード(PINなど)で認証します。
- Step 5認証が完了すると、iCloudキーチェーンに保存されたパスワードが表示されます。
iCloudキーチェーンで保存されないパスワードを解除する方法
iCloudキーチェーンに登録されていないパスワードでも、UltFone iPhone Unlockパスワードマネージャーツールを利用すれば見つかる可能性があります。このツールには、iOSデバイス内に保存された各種パスワードをスキャンする機能が搭載されており、キーチェーンに反映されていない情報も検出できることがあります。
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手順 1UltFone iPhone Unlockをインストールして起動し、ホームページで「Apple IDを削除」モードを選択します。
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手順 2次に進むと、最新のiOSファームウェアが自動的に検出され、保存パスを選択し、「ダウンロード」をクリックして続行します。
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手順 3これから、「解除開始」をクリックしてApple IDのロック解除を開始します。
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手順 4iOSデバイスで「設定」> 「一般」> 「リセット」をタップします。もし「探す」を無効化にできない場合デバイス上の「すべての設定をリセット」を選択します。指示に従って操作して、「完了」が表示されたら終わります。
まとめ
今回は、iCloudキーチェーンを使って保存されたパスワードを確認する方法をご紹介しました。iCloudキーチェーンを利用すれば、複数のAppleデバイス間でパスワードを簡単に共有でき、デバイスの紛失時も安心です。もしキーチェーンに保存されなかった情報を探したい場合は、UltFone iPhone Unlockのようなツールを活用すると便利ですよ。