学校のiPadでデバイス管理を解除する方法
- Kiyoko Tōru
- 更新日:2024-03-15 カテゴリ: iPad ロック解除
卒業や退職などで、学校のiPadを個人利用したい場合、デバイス管理(MDM)を解除する必要があります。 MDMは、学校側がデバイスを安全かつ効率的に管理するために導入する機能ですが、個人利用には制限がかかってしまうため、解除が必要となります。
この記事では、学校のiPadでデバイス管理を解除する方法を、手順を追って詳しく解説します。
Part1.デバイス管理(MDM)とは?
デバイス管理(MDM)は、Mobile Device Managementの略称で、iPadなどのApple製デバイスを遠隔で監視または管理する仕組みです。学校や企業などでは、MDMを利用して、以下の3つの利点を得られます。
- 1. デバイスのセキュリティ強化
- 2. デバイスの効率的な運用
- 3. コスト削減
iPadのモバイルデバイス管理の主な機能
MDM導入で実現できる、組織にとっての5つのメリットと、具体的な活用例をわかりやすく解説します。
1. アプリの自動インストール・更新・削除で、手間を大幅に削減
- 業務に必要なアプリを自動インストールし、常に最新の状態を維持
- 不要なアプリを自動削除し、ストレージ容量を節約
- アプリのバージョン管理を一元化し、セキュリティリスクを低減
2. リモート設定で、セキュリティを強化
- パスコードポリシー、自動ロック、データ暗号化など、強固なセキュリティ設定をリモートで適用
- デバイス紛失時の遠隔ロック・データ消去で情報漏洩を防止
- 不正アクセスを防御し、企業情報や個人情報保護を徹底
3. 位置情報・利用状況の監視で、安心と効率化を両立
- デバイスの位置情報を把握し、紛失・盗難時の迅速な対応を実現
- アプリ利用状況を可視化し、業務効率向上に役立てる
- 不正利用を早期発見・防止し、セキュリティリスクを軽減
4. カメラ・Siri・App Storeなど、機能制限で安全性を高める
- 業務に必要な機能のみを許可し、情報漏洩リスクを抑制
- 不適切なアプリのインストールや不正利用を防止
- 集中力を妨げる要素を排除し、業務効率を向上
5. 紛失・退職時のデータ消去で、情報漏洩を防ぐ
- 紛失・盗難時の遠隔データ消去で、情報漏洩リスクを最小限に抑制
- 退職時の社内情報消去をスムーズに実行
- デバイスの再利用を可能にし、コスト削減に貢献
さらに、MDMはドキュメント共有機能も備えています。
- 社内ファイル共有システムを構築し、情報共有を効率化
- 部門やプロジェクトごとにアクセス権を設定し、セキュリティを確保
- 重要な書類を安全に保存し、バージョン管理を徹底
MDM導入は、iPadの利便性を損なうことなく、セキュリティと効率性を大幅に向上させることができます。
Part2.iPadのデバイスをら削除したらどうなる?
iPadのデバイス管理を解除すると、どのような影響があるのでしょうか?デバイス管理を解除するためには、まずプロファイルを削除する必要があります。ただし、学校がiPadにインストールしたプロファイルを削除すると、学校側に検知される可能性があります。また、もしデバイス管理(MDM)のパスワードがわからない場合、iPadからMDMプロファイルを削除することはできません。
それでは、デバイス管理(MDM)のパスワードがわかる場合とわからない場合に分けて、iPadのデバイス管理を解除する方法を詳しく説明します。
Part3.iPadで管理用プロファイルを削除する方法【パスワードが必要】
デバイス管理(MDM)のパスワードがわかる場合、iPadの設定からMDMプロファイルを削除できます。プロファイルを削除すると、学校が設定した制限も解除されますが、iPadは初期化され、保存されているデータがすべて消えてしまいます。重要なデータがある場合は、事前にバックアップを取ることをお勧めします。
なお、MDMプロファイルを削除すると、学校側に削除されたことが通知される可能性があるので、注意が必要です。
以下に、具体的な手順を示します:
- Step 1: iPadの「設定」を開きます。
- Step 2: 「一般」を選択します。
- Step 3: 「VPNとデバイス管理」を選択します。
- Step 4: MDMのプロファイルを選択し、「削除」をタップします。
- Step 5: MDMのパスワードを入力します。
Part4.専門的なiPadロック解除ソフトでデバイス管理を削除する【パスワード不要】
iPadのデバイス管理(MDM)のパスワードを忘れてしまった場合でも、心配しないでください。専門的なiPadロック解除ソフトである「UltFone iPhone Unlock」を使用すれば、簡単にデバイス管理(MDM)を削除することができます。
「UltFone iPhone Unlock」は、高い成功率を誇るiPadロック解除ソフトです。使いやすい画面のガイドに従っていくだけで、デバイス管理を解除することができます。これにより、あなたのiPadを自由に使用することができるようになります。
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手順 1UltFone iPhone Unlockを起動し、ホーム画面で「MDM ロックを解除」をクリックします。
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手順 2デバイスが正常に接続されたら、「開始」をクリックします。
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手順 3しばらく待つと、MDMロックが成功してバイパスされます。
まとめ
この記事では、学校によって設定されたiPadのデバイス管理を解除する方法を紹介します。MDMパスワードを知っている場合は、設定から簡単に削除できます。しかし、パスワードが不明な場合でも、「UltFone iPhone Unlock」という強力なソフトを使用すれば、パスワードなしでデバイス管理を解除することが可能です。